床がボロボロになっていることに気づいたとき、多くの方が「見た目が悪いから直したい」と考えます。しかし、プロの視点からすると、見た目以上に心配なのは「なぜボロボロになったのか」という原因です。経年劣化による表面の傷であれば急ぐ必要はありませんが、もし床下で深刻なトラブルが進行している場合、悠長に構えていると家の寿命を縮めてしまうことになります。
まずは、ご自宅のフローリングの状態を観察し、危険度をセルフチェックしてみてください。単なる「古さ」なのか、それとも「家の病気」なのかを見極めることが、無駄な出費を抑える第一歩です。
【目次】
- 現状診断|フローリングが「ボロボロ」になる3つの原因と危険度
- 解決策|「リペア(補修)」か「張替え」か? プロはここを見る
- 比較|DIYキット vs プロの施工技術
- 相場|フローリング補修・張替えの費用目安と変動要素
- 自社紹介|横須賀で選ばれる亀谷工務店の「床リフォーム」
- まとめ|床の異変は家のSOS。早めの相談が家を守る
■現状診断|フローリングが「ボロボロ」になる3つの原因と危険度

・危険度小:表面の剥がれやひび割れ
フローリングの表面がささくれたり、窓際の日焼けでひび割れたりしている状態です。これは主に乾燥や紫外線、キャスター付きの椅子による摩擦などが原因です。歩くたびに靴下に木片が引っかかるようなら補修が必要ですが、構造的な強度には影響していないケースがほとんどです。この段階であれば、表面的な処置できれいに直る可能性が高いでしょう。
・危険度中:歩くとフカフカ沈む感覚がある
特定の場所を踏むと床が沈む、あるいは「ギシギシ」と異音がする場合、合板フローリングの接着剤が劣化して剥離しているか、床下の根太(ねだ)という骨組みが弱っている可能性があります。これを「床がフカフカする」と表現しますが、この状態になると表面的な補修では直りません。床材そのものの寿命が近づいているサインであり、放置すると床が抜け落ちる事故につながることもあります。
・危険度大:湿気による黒ずみやシロアリの痕跡
もっとも警戒すべきなのが、水回り周辺の床が変色してボロボロになっているケースや、床の上に木屑のようなものが落ちているケースです。これらは床下の配管からの水漏れや、湿気による腐食、あるいはシロアリ被害の可能性があります。ここまで進行すると、フローリングだけの問題では済みません。床下の土台や柱まで被害が及んでいることが多く、早急に専門家による調査が必要です。
■解決策|「リペア(補修)」か「張替え」か? プロはここを見る

フローリングを直す方法は、大きく分けて「リペア(部分補修)」「上張り(重ね張り)」「張替え」の3つがあります。費用を抑えたいがあまり、本来なら張替えが必要な状態なのに無理やり部分補修で済ませようとすると、数年後に再工事が必要になり、かえって高くつくことがあります。それぞれの工法が適している条件を整理します。
・リペア(部分補修)が適しているケース
物を落としてできた小さな凹みや、部分的なひっかき傷、タバコの焦げ跡などは、リペアの得意分野です。専用の樹脂を埋め込んで着色し、周りの木目と馴染ませることで、傷を目立たなくします。あくまで「見た目の修復」であり、床の強度を戻すものではありません。全体的にボロボロになっている場合、箇所数が増えると割高になるためおすすめできません。
・上張り(重ね張り)が適しているケース
既存のフローリングの上に、新しい薄いフローリング材を重ねて張る工法です。廃材が出ず、工事も短期間で終わるため、コストパフォーマンスに優れています。床がフカフカしていない、かつドアの開閉に支障が出ない段差であれば、この方法が最も手軽に部屋の雰囲気を一新できます。ただし、床下の状態を確認せずに蓋をしてしまうことになるため、湿気やシロアリの不安がある場合には不向きです。
・張替えが適しているケース
既存の床をすべて剥がし、新しいフローリングに張り替える工法です。もっとも費用と手間はかかりますが、床下の根太や断熱材の状態を目視で確認し、必要なら補強できるという大きなメリットがあります。「築20年以上経過している」「床が沈む」「きしみがひどい」といった場合は、迷わず張替えを選ぶべきです。見えない部分の不安を一掃し、家の断熱性能を上げるチャンスでもあります。
■比較|DIYキット vs プロの施工技術

最近ではホームセンターやネット通販で、床の補修キットや簡易的な床材が手軽に手に入るようになりました。「自分でやれば材料費だけで済む」と考えがちですが、ボロボロのフローリングに関しては、DIYには明確な限界があります。失敗して取り返しがつかなくなる前に、そのリスクを知っておく必要があります。
・DIYで対応できる範囲とそのリスク
幅数センチ程度の浅い傷や、ワックスがけ程度のメンテナンスであれば、DIYでも十分に対応可能です。しかし、広範囲にわたる表面の剥がれをパテや塗料で隠そうとすると、色合わせが難しく、かえって補修跡が目立ってしまうことがよくあります。また、沈む床を直そうとして上から板を打ち付けるようなDIYは危険です。配管や配線を傷つけてしまったり、段差ができてつまずきの原因になったりすることがあります。
・プロに依頼すべき決定的理由
プロの仕事は「仕上げの美しさ」だけではありません。「下地の判断」こそが最大の価値です。例えば、床が鳴る原因が床材の継ぎ目なのか、床下の木材の痩せなのかを音や感触で判断し、適切な処置を行います。また、張替えの際には、部屋の形に合わせて隙間なく材料を加工する高度な技術が必要です。特に巾木(壁と床の境目の部材)の処理や、ドア枠周りの加工は、専用の道具と熟練の技がないと隙間だらけになり、そこからゴミや湿気が入り込んで劣化を早める原因となります。
■相場|フローリング補修・張替えの費用目安と変動要素

リフォームを検討する際、最も気になるのが費用です。しかし、フローリング工事は「6畳で〇〇円」と一概に言えない難しさがあります。なぜなら、現在の床の状態や選ぶ材料、そして建物の構造によって手間が大きく変わるからです。ここでは一般的な目安と、見積もりの金額を左右するポイントについて解説します。
・工法別の費用イメージと選び方
費用を抑えたい場合に選ばれる「上張り(重ね張り)」は、解体作業が不要なため、張替えに比べて安価に済みます。一方、「張替え」は古い床材の撤去処分費や、下地調整費がかかるため、費用は高くなります。しかし、長い目で見れば、一度下地からリセットする張替えの方が、次のメンテナンスまでの期間を長くできるため、トータルコストではお得になるケースも少なくありません。目先の安さだけでなく、「あと何年この家に住むか」という視点で予算を組むことが大切です。
・見積もりに差が出る「見えない作業」
複数の業者から見積もりを取ると、金額にばらつきが出ることがあります。これは、材料費以外の「見えない作業」をどこまで想定しているかの違いです。例えば、安さを売りにする業者は、巾木(壁と床の境目)を交換せず使い回したり、下地の補強を省略したりすることがあります。逆に、信頼できる業者の見積もりには、家具の移動費、養生費(傷がつかないように保護する費用)、廃材処分費などが適正に含まれています。「一式」と大雑把に書かれた見積もりには注意し、何が含まれているかを必ず確認しましょう。
■自社紹介|横須賀で選ばれる亀谷工務店の「床リフォーム」

私たち亀谷工務店は、横須賀市馬堀海岸を拠点に、地域に根差した家づくりを行っている工務店です。私たちは単に新しい床材を張るだけの「工事屋」ではありません。大工としての技術と誇りを持ち、お客様の暮らしを長く守るための提案を大切にしています。
・大工の目利きで「家の健康状態」を診断
フローリングがボロボロになるには理由があります。湿気が多い横須賀の土地柄、床下の通気不足が原因であることも少なくありません。亀谷工務店では、経験豊富な職人が現地調査を行い、床下の状態までしっかりと確認します。「ただ直す」のではなく、「なぜ悪くなったのか」を突き止め、断熱施工や防湿対策を含めた、根本的な解決策をご提案できるのが私たちの強みです。
・自社施工だからできる細部へのこだわり
大手ハウスメーカーやリフォーム営業会社とは異なり、私たちは現場を知り尽くしたプロ集団です。既製品のフローリングを張るだけでなく、無垢材を使った温かみのある床や、段差を解消するバリアフリー改修など、お客様の要望に合わせた柔軟な施工が可能です。見えなくなる下地部分こそ丁寧に仕上げる。そのひと手間が、10年後、20年後の家の状態に差をつけます。
■まとめ|床の異変は家のSOS。早めの相談が家を守る
フローリングがボロボロになっている状態は、家が発しているSOSサインです。「まだ大丈夫だろう」と放置してしまいがちですが、床の強度が失われると、生活の安全性に関わるだけでなく、シロアリや腐食といった深刻な被害を拡大させてしまうリスクがあります。
床が沈む、カビ臭い、表面が剥がれてきたといった症状があれば、まずはプロの診断を受けてみてください。張替えが必要なのか、補修で済むのか、正確な状況を知るだけでも安心につながります。亀谷工務店は、横須賀の気候風土を知り尽くした地元の工務店として、お客様の不安に寄り添い、最適なプランをご提案いたします。小さなお困りごとでも、どうぞお気軽にご相談ください。

